【2018年】リスティング広告で配信するその商材。本当に掲載できるのか?

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取り扱う商材(コンテンツ)によってはリスティング広告の配信ができない場合があることはご存知ですか?

Google広告、Yahoo!プロモーション広告にはそれぞれガイドラインやポリシーといった 広告を配信する上でのルール が存在します。
リスティング広告を配信する上でのルールを知っていないと、いざ配信!という時に広告掲載ができないコンテンツだと、時間と労力が無駄になってしまいます。

あなたがこれから配信しようと思っている商材は掲載できるコンテンツなのか?

そんなリスティング広告の不安についてお答えしていきます!
※本記事でのリスティング広告を指す媒体は【Google広告】と【Yahoo!リスティング広告】です。

各媒体のルールの違いについて

Google広告、Yahoo!プロモーション広告では下記、広告掲載ポリシー/広告掲載基準が定められています。
なので、Google広告とYahoo!プロモーション広告のルールは、それぞれ多少、内容が異なるので注意しましょう。

Google広告とYahoo!プロモーション広告にて掲載ができないコンテンツや制限されているコンテンツなどが存在します。

じゃあ、どんなコンテンツが掲載できて、どんなコンテンツが掲載できないのか?
確認していきましょう!

掲載が禁止されるコンテンツ

各媒体で書かれていることは違っていますが、それぞれ共通しているのは、ユーザーを保護する(守る)という点です。
ユーザーにとって悪質なものだったり、不適切なものは掲載できないようになっています。
それでは、具体的なコンテンツをGoogle広告、Yahoo!プロモーション広告それぞれ確認しましょう。

Google広告の掲載禁止コンテンツ

【偽造品】
Google 広告では偽造品の販売や宣伝を禁止しています。
偽造品とは、他の商標と同一か、ほとんど区別がつかない商標やロゴを含む商品を指します。このような商品は、真正品と偽って販売するために商品のブランドの特徴を模倣しています。

【危険な商品やサービス】
Google ではオンライン/オフラインを問わず人々の安全を保護したいと考えているため、損害、損傷、危害を引き起こすような商品やサービスの宣伝は認められません。
危険な商品やサービスの例: 危険ドラッグ(ケミカルやハーブ)、向精神薬、薬物を使用するための器具、武器および兵器、銃弾、爆薬および花火、有害な物品(爆発物など)の作成手順、タバコ関連商品

【不正行為を助長する商品やサービス】
Google では、不正な行動の実現を目的とする商品やサービスの宣伝は認められません。
不正行為を助長する商品やサービスの例: ハッキング ソフトウェアおよびハッキング方法を説明するもの、広告やウェブサイトのトラフィックを人為的に水増しするサービス、偽造文書、受験代行サービス

【不適切なコンテンツ】
Google では多様性を尊重し、他者への思いやりを大切にしています。そのため、衝撃的なコンテンツを表示したり、憎しみ、偏見、差別を助長したりするような広告やリンク先は許可していません。

【攻撃的または不適切なコンテンツ】
例: 個人や団体を対象としたいじめや脅し、人種差別、差別扇動団体が利用するツール、犯罪現場や事故現場の生々しい画像、動物の虐待、殺人、自傷行為、ゆすりや恐喝、絶滅危惧種の販売や取引、冒とく的な言葉を含む広告

Yahoo!プロモーション広告の掲載禁止コンテンツ

【法令違反コンテンツ】
法令に違反する、または違反する恐れのあるもの

【社会規範、公序良俗に反するものや、他人の権利を侵害するコンテンツ】
誹謗中傷/名誉毀損に該当するもの。著作権や商標権などの知的財産権を侵害するもの。プライバシーを侵害するもの。差別コンテンツ、人権を侵害に値するもの。セクシュアルハラスメントに該当するもの。詐欺的なもの/悪徳商法とみなされれるもの。投機心を著しく煽るもの。非科学的/迷信に類するもの。犯罪を肯定/美化/助長するもの。暴力団といった反社会的勢力によるもの。醜悪/残虐/猟奇的なもの。性に関する表現が露骨なもの。サービス/商品の内容が不明確なもの。業界で定めるガイドラインを違反もしくは、違反する恐れのあるもの。

【性的コンテンツ】
成人を対象とした性的な商品/サービスのもの。児童ポルノを連想させるもの。売春/援助交際のあっせんまたはこれを正当化/推奨するもの

【医薬品/薬物コンテンツ】
国内で承認されていない医薬品/医療機器などの医療系コンテンツ。脱法ドラッグ/合法ハーブ等と称されるもの。

【偽造品】
他の商標と同一か、ほとんど区別がつかない商標やロゴを含む商品を真正品と偽って販売するために商品のブランドの特徴を模倣しているもの。

【武器】
銃器、弾薬、刃物、催涙スプレー、スタンガンなどの主に武器として使用するもの

【無限連鎖講、連鎖販売取引】
ねずみ講(無限連鎖講)/MLM(マルチレベルマーケティング)やネットワークビジネスなどへ勧誘したり紹介したりするもの

【盗聴/盗撮を連想させるもの】
超小型カメラなど盗撮を連想させてしまうもの

【現金化サービス】
クレジットカードのショッピング枠現金化サービスなど

【入札権購入型オークション】
ペニーオークションなど

【煙草コンテンツ】
喫煙、たばこ、電子タバコなどユーザーの健康を悪くさせてしまうため

【マジコン】
ゲームソフトをコピー(複製、バックアップ)したり、またそのコピーやイメージファイルをゲーム機で起動させるための機械にあたるもの

掲載が制限されるコンテンツ

先程は、掲載が禁止されているコンテンツでしたが、次は掲載が制限されるコンテンツのご紹介です。
条件さえクリアすれば広告の配信ができますが、条件があるため審査に落ちたりして掲載するまで時間がかかったり、ちょっとした修正を加えて審査が落ちてしまったりなどデリケートなコンテンツです。

どういったコンテンツが制限されるのか確認していきましょう。

Google広告の掲載が制限されるコンテンツ

【アダルト(成人向け)コンテンツ】
Google では広告やリンク先に特定の種類のアダルト コンテンツを使用することを認めておりません。一部の成人向け広告やリンク先は、未成年者を対象から除外することで許可される場合がありますが、ユーザーが入力した検索語句、ユーザーの年齢、広告の掲載地域の法律に基づいて表示が制限されます。

■制限付きのアダルトコンテンツの例■
ストリップ クラブ、ポルノ映画、大人のおもちゃ、ポルノ雑誌、性行為を促進する商品、出会い系サイト、性欲を刺激するポーズを取ったモデル

【アルコール飲料】
商品がアルコール飲料かアルコール類に類似した飲料かによらず、特定の種類のアルコール関連広告を認めておりません。一部のアルコール関連広告は、未成年者を対象とせず、アルコール関連広告の表示が明示的に許可されている地域に掲載することで許可される場合があります。

■制限付きのアルコール飲料の例■
ビール、ワイン、日本酒、蒸留酒、アルコール度の高い酒、シャンパン、酒精強化ワイン、ノンアルコール ビール、ノンアルコール ワイン、ノンアルコール蒸留酒

【著作権で保護されたコンテンツ】
Google は広告掲載地域の著作権法に準拠し、著作権所有者の権利を保護しているため、著作権で保護されたコンテンツを不正に使用する広告は認めておりません。著作権で保護されたコンテンツの使用権限が法的に認められている場合は、広告に使用するために認定の申請をしてください。不正使用されているコンテンツについては、著作権に関する申し立てをしてください。

【ギャンブル、ゲーム】
特定の種類のギャンブル関連広告を認めておりません。広告主様が適切な Google 広告認定を受けているギャンブル関連広告は許可されます。ギャンブル関連広告は、掲載が承認されている地域を対象とし、節度のあるギャンブルに関する情報を表示するランディング ページを含み、未成年者を対象としないようにする必要があります。広告を掲載する地域の法規制を確認してください。

■ギャンブル関連の制限付きコンテンツの例■
カジノ(実際の賭博場)、ポーカーやビンゴ、ルーレット、スポーツ イベントを対象に賭けができるサイト、公営や私営の宝くじ、スポーツ賭博のオッズ集計サイト、ギャンブルサイトのボーナスコードやプロモーション特典を提供するサイト、カジノをベースとしたゲームに関するオンライン攻略法、「遊びのポーカー」ゲームを提供するサイト、カジノをベースとしていないキャッシュゲームサイト

【ヘルスケア関連コンテンツ】
広告やリンク先は適切な法律や業界基準に準拠する必要があります。一部のヘルスケア関連コンテンツの広告を一切掲載できない場合や、広告主様がGoogleの認定を受け、掲載が承認されている地域のみを対象とする場合に限り、広告を掲載できる場合があります。広告を掲載する地域の法規制を確認してください。

★ヘルスケア関連審査は厳しいです。下記リンクから確認しましょう★
ヘルスケア、医薬品ポリシーについて

【政治関連コンテンツ】
すべての政治関連の広告やリンク先は、掲載地域の政治活動や選挙に関する法律に準拠する必要があります。法的に定められた選挙活動自粛期間も含まれます。
■政治に関するコンテンツの例■
政党や選挙の候補者、政治問題の主張に関する宣伝

【金融サービス】
金融商品やサービスに関連するコストを検討するのに十分な情報をユーザーに提供し、有害または詐欺的な商法からユーザーを守ることを目的としています。金融関連の商品やサービスとは、金銭と暗号通貨の管理や投資に関連するもの(パーソナライズされた助言などを含む)を指します。

【商標】
広告で商標を使用できるかどうかは、さまざまな要素によって決まりますが、ポリシーが適用されるのは、ポリシー センターの記載内容に該当する場合、および商標権所有者様が Google に対して有効な申し立てを行われた場合のみです。

【法的要件】
Google の広告掲載のポリシーに加え、広告掲載先の国や地域で適用されるあらゆる法律および規制を遵守していただく必要があります。

【その他の制限付きビジネス】
ユーザーを保護する目的で特定のタイプのビジネスによる広告掲載に制限を設けています。この制限は、個々の事業者が Google の他のポリシーを遵守している場合であっても適用されます。特定の商品やサービスについて悪用の恐れがあると判断を下す場合があります。また、特定のタイプのビジネスによってユーザーの安全や利便性が不当に損なわれる危険性があると見なした場合は、より慎重な立場を取って関連広告の掲載を制限または停止することがあります。

Yahoo!プロモーション広告の掲載が制限されるコンテンツ

  • 賃金業
  • 金融商品取引業、商品先物取引業
  • 国家資格を有する業種 (弁護士、司法書士、行政書士、弁理士、公認会計士、税理士)
  • 旅行、旅行業
  • 留学サービス業
  • アルコール飲料
  • 公営競技 (競馬、競輪、競艇、オートレース)、公営くじ(toto、宝くじ)
  • カジノ
  • パチンコ、マージャン
  • オンラインゲーム
  • 懸賞、お小遣いサイト
  • 医療関連、身体機能等関連キット
  • 医療機関などによる医療技術の紹介
  • あん摩マッサージ指圧、はり、きゅう、柔道整復
  • 整体、気功、アロマテラピー、カイロプラクティックなどの民間療法
  • 美容、エステティック
  • 治験者の募集
  • 製薬会社などによる治療方法の紹介
  • 人材派遣業、職業紹介事業 (人材紹介業)
  • 代理店募集、フランチャイズ経営者募集
  • 古物営業、古物商、古書買取等古物営業法が適用される事業
  • 探偵業
  • 私設私書箱、電話受付代行業、電話転送サービス事業
  • 連帯保証、保証人あっせん業
  • 教育関連事業(学校を除く)
  • 能力開発関連商材、情報商材 (広く書店で販売されている一般書籍等を除く)
  • 出会い系サイト、結婚紹介 (インターネット異性紹介事業)
  • 結婚紹介業、パーティー業 (出会い系サイトを除く)
  • 開運・魔よけなどの商品、サービス
  • 占い
  • クーポン共同購入
  • 商品の価格やサービスの内容を複数掲載し、比較ができるサービス
  • アプリケーションソフトウェアの提供
  • ナイトワーク求人
  • 法人名簿売買
  • 仮想通貨交換業
  • 薬機法に抵触するもの(医薬品、医薬部外品、医療機器、薬用化粧品(医薬部外品)、化粧品、食品、健康食品、健康器具(雑貨))
  • 宗教、選挙、政党に関連するもの
  • 意見広告(団体、企業などが自らの意見や主張を表明する目的で作成したもの)
  • 募金、寄付金の募集

制限付きコンテンツの広告を配信する上での注意点

Google広告、Yahoo!プロモーション広告で制限付きコンテンツについてです。
リンク先のページの表現や文章の書き方、広告の伝え方次第で審査が通ったり、通らなかったりがあります。

特によくあるのが、医療系コンテンツに関して全く知らない方がページを作成して広告を配信しようとしたところ、薬事法を加味せずライティングしてしまったおかげで、ページを1から作り直したということがありました。

なので、もし制限付きコンテンツで広告を配信する際には必ず各媒体のポリシーを確認し、業界に独自のルールが存在するかどうかを確認するようにしましょう。

【参考URL】

Yahoo!プロモーション広告:広告掲載基準:もくじ
Google広告のポリシー

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