台湾でのマナーや台湾ならではのルールについてまとめたのでご紹介です。
こちらの内容は、私の個人的見解に加え、現地の台湾人のお友達の意見も取り入れた情報となっています。
日本人からすると『えっ?』と思ってしまうような出来事が台湾ではたくさんあります。それを知らずに、台湾のルールを破ってしまうと現地の方に迷惑をかけてしまったり、日本人の印象を下げてしまったりする可能性があります。台湾の方は、とても親日なので、決してがっかりさせるような行動をしないように前もって台湾について予習しておきましょう!
台湾旅行に行く前に、必ず知っててほしい3つのルール
今からご紹介する『必ず知っててほしい3つのルール』は、最低限覚えておかないといけない台湾でのマナーについてです。
この3つの知識を事前に知っているか知っていないかで、楽しく旅行を終えるかどうかが決まってくるほどです。ルールを守ることができなかったら注意で終わらず、最悪罰金になるケースにまで発展しますので、そうならないために今からご紹介する内容を必ず覚えておくようにしましょう。
ルール①MRT(地下鉄)駅構内では飲食が禁止
台湾のMRT(地下鉄)駅構内は、上の写真のようなステッカーが貼られており、MRT構内全域での飲食または喫煙は禁止とされています。たとえ、『ワタシ、タイワン、ハジメテ、ワカリマセンデシタ』と言い訳したとしても、駅員に指摘された場合、罰金になる可能性が高いです。駅構内での、喫煙/飲食禁止は現地の台湾人の方が、忠実に守っているルールでもあります。そのため、駅員以外からも現地の方などに指摘されてしまう可能性もあるので、必ずMRT構内での喫煙または飲食はしないようにしましょう。
上記画像を見てもらうと分かると思いますが、喫煙をした場合の罰金額は10,000TWDです。日本円に換算すると、36,000円ぐらいです。続いて、飲食をした場合の罰金額は7,500TWDなので、日本円だと27,000円となります。結構な金額なので、本当に気をつけて下さい。
ちなみに、ガムを噛む行為も飲食に該当するので、ガムを噛んで口をもぐもぐしたりすることは避けましょう。もし、万が一、ガムを噛んだ状態でMRT構内に入ってしまった場合は、人目のないところで取り出すか、もぐもぐせずにその場をしのいで下さい。
また、間違って飲み物を持ち込んでしまった場合は、飲み物をカバンの中に入れるようにしましょう。こういった対策をすることで、周りから変な目で見られることがなく、安心して駅間の移動ができます。
【補足】健康な方は、博愛座に座らないように!
電車関連の知識で補足としてもうひとつご紹介します。それが『博愛座』という席に関してです。日本でいう、優先席に該当しますが、台湾の現地の方は、基本的にこの席に座ることはまず無いそうです。
この感覚的なマナーを日本の文化で例えるなら、障害者マークが書かれた駐車スペースに健常者が駐車するような感覚に近いようです。確かに、目の前で駐車されると、思わず変な目で見たくなってしまいますよね。
基本的に罰金などはありませんが、マナーを守って利用しましょう!
ルール②トイレで紙が流せない場所/お店があります
台湾では一部のトイレで、トイレットペーパーを流すことができないので注意しましょう。
海外旅行をしていると、よくあるトラブルのうちの一つです。
日本という国は、当たり前のようにトイレットペーパーを流すことができますが、そうでない国も多数あります。
下水などのインフラが貧弱で、流下能力が低いため、便器にトイレットペーパーを流すと管をつまらせてしまうことがあります。また、紙そのものが水溶性のものとなっていないなどの問題もありますが、各国によってそれぞれのトイレ事情があるので注意をする必要があるのです。少なくともアジア諸国では、日本のようにトイレットペーパーをそのまま便器に流せるのはむしろ少数派だと考えるべきです。
トイレで紙を流せるところが少しずつ増えてきています
一昔前までは、台湾は空港でさえトイレットペーパーを便器に流すことができなかったのですが、近年、下水のインフラが一部整ってきており、空港、一部ホテルや飲食店でなどでは流せるようになっています。
ちなみに、台湾では、有名な飲食店でもトイレットペーパーが流せない場合があるので、トイレに入ったら最初に使用したトイレットペーパーを捨てるかごがあるかどうか、トイレットペーパーは流せないですといった注意喚起のマークやステッカーがあるかなどの確認しましょう。
まとめると
- 空港ではトイレットペーパーは流せる
- 一部の飲食店でトイレットペーパーが流せる
- ほとんどのホテルでトイレットペーパー流せるが、古いホテルなどの場合、トイレットペーパーが流せない場合がある
ルール③日本は左側通行だが、台湾は右側通行です。
日本って人とすれ違ったりする場合、左側通行が基本ですよね。ですが、台湾はその逆の右側通行となります。
こちらは私のInstagramの投稿なんですが、この動画を見てもらったら分かる通り、右側通行だと確認できます。
ちなみに、この場所は九份と呼ばれる場所で、千と千尋の神隠しのモデルとなった場所とも言われています。台湾の中でも有名な観光スポットとして取り上げられ、シーズンなどお構いなしで観光客で溢れかえっています。
人が大勢いるこういった場所などでは、周りの流れに合わせて、右側通行を心がけるようにしましょう!
台湾旅行中に知ってたら”絶対にお得”な6つのアドバイス
知っていたら絶対に得をする情報をご紹介します。
この6つについて知っていなくても問題なく旅行を満喫できるでしょう。ですが、台湾旅行をもっと効率よくかつ楽しくしたくないですか?
そんな方には、もってこいの情報なので、この先も是非ご覧になって下さい!
①電車やバスを利用するなら悠遊カードを発行しよう!
(※悠遊カード)
MRTへ乗る前に悠遊カードと呼ばれるカードの購入をオススメします。
日本でいう、『Suica』のようなものです。
悠遊カードは、台湾で流通している電子マネーで、MRT(地下鉄)だけでなく、コンビニやバス、電車などでも利用できます。
また、悠遊カード専用のアプリをお手持ちのスマホにダウンロードすることで、いつ?どこで?何時頃?いくら使ったかを把握できるのでとても便利です。それに、残高がいくらあるのか、期間限定のクーポンなども確認できるので、旅行中に大変便利です。
「Easy Wallet」をApp Storeからダウンロード
②バス/タクシーの運転は荒い!酔い止め薬を忘れずに
台湾でバスやタクシーに乗った方は、『運転が荒すぎ(笑)』と思ったはずです。台湾人ってすごく親日でいい方々がとても多いです。けど、運転となると話は別でして…
こち亀のバイクに乗ると性格が変わる『本田さん』のように、優しい台湾人も乗り物を運転するとなると性格が激変します!
タクシーなどの短距離移動であれば酔い止めは必要ありませんが、バスなどで長距離移動される予定があれば必ず酔い止め薬を服用しておきましょう。急発進、急停止は当たり前で、日本のバスに乗るような感覚でいると、痛い目に遭います。
特に乗り物酔いしやすい方は必ず、バスで長距離移動される場合は、酔い止め薬の服用をオススメします。特に九份行きのバスは注意しましょう。私は頭痛や吐き気などの症状がでて大変でした。
ちなみに、タクシーは交通量が多い場所だと、前後の車間が近くヒヤヒヤする場面が多いです。前後左右で車間が近い場合は、互いの場所を教えるようにクラクションで合図をしあって、位置を把握しあっているようです。日本では絶対にありえないであろう体験を台湾ではタクシーに乗ればすぐに体験ができます。したくなくてもね。
バスは、都内の運行であればゆったりとした運転です。ですが、九份へ移動する長距離移動のバスなどは先ほどお伝えしたとおり要注意です。九份は山を上がっていくため、クネクネした急カーブが何回も続きます。バスの運転手は急カーブなんてお構いなしに40キロ〜50キロの速いスピードで曲がっていくのでかなり酔います。何度もいいますが、本当に乗り物酔いをする方は事前に酔い止め薬を服用するのをオススメします!
交差点以外での道路横断の注意点
一応、補足程度ではありますが、信号がない交差点を横断する際の注意点です。
当たり前っちゃ当たり前なお話なのですが、信号がない場所で横断をする際は、左右を必ず確認してから渡るようにしましょう。スピードを出した車が当たり前のように運転するとお伝えしましたが、スピードがでている車が頻繁に通行しています。本当に車が横断中に通行しないか確認しましょう。
また、台湾はバイクの交通量が結構あります。バイクの場合、あまり減速せずに避けるように通っていくので、より注意するようにしましょう。左右の確認をせずに、横断などしたら・・・想像しただけでゾッとなりますね。
③夏場の室内と室外の温度差があるので、羽織るものを忘れずに
夏のシーズンに旅行に行かれる方は、ウインドブレーカーなど軽めのパーカーを持っていくことをオススメします。室内と室外の気温差により体調を崩してしまう場合があるからです。
夏場のバスや電車などは、冷房が寒いと思うくらいに効いているので防寒対策はしっかりやっておきましょう!
④台湾の料理によく使われる香辛料『八角』に気をつけよう
台湾料理には、よく『八角』と呼ばれる台湾特有の香辛料が使われています。現地の台湾人に確認をしたら、臭みを消すために使われる香辛料だと言っていました。友達と何度か行きましたが、ほとんどの人が口に合わない様子でした。ググったら「お肉食べたらなんか甘い風味がするんですが、コレなんか分かりますか?」みたいな投稿が結構あったので、日本人の口にはあまり合わないのかもしれませんね。八角の味を表現するなら『シナモン』が近いと思います。
肉料理などによく使われているようです。実際に、八角が使われている料理を食べてみると、最初の一口でシナモンのような甘ったるい味が口の中に広がり、見た目の美味しさとのギャップに残念に思ってしまいます。なんで入れるんだろう?と食べる度に疑問が出てしまします。一応、食べる前に、甘い匂いがするので食べたくない方は匂いで判断するのもいいかもしれません。
中国語で八角が入っているか聞いてみよう!
①この料理に八角は入っていますか?
這個菜裏有八角嗎?
這個菜裏/有/八角/嗎?
チャァカツァイリィ/ヨゥ/バージィァオ/マ?
②この料理から八角を抜いてもらうことは出来ますか?
可不可以從這個菜除掉八角?
可不可以/從/這個菜/除掉/八角?
カブカイー/ツォン/チャァカァツァイ/チューディアォ/バージィァオ?
⑤接客などの対応は中国語です。一部英語での対応をしてくれます。
安価なホテルのフロントでも、何人かに一人は英語である程度コミュニケーションが取れる印象です。『English?』と尋ねましょう。そうすると、英語で対応ができる方が来てくれると思います。ちなみに、日本語でコミュニケーションできる方はほとんどいなかったです。一応、親日だからか『ありがとう!』などの簡単な日本語は通じます。
なので、英語をある程度喋れる方にとっては過ごしやすい国かもしれません!
⑥FreeWi-Fiスポットが色んな所にある
ショッピングモールや、お店、ホテルの中などにはFreeWi-Fiがよく飛んでたりします。イモトのWi-Fiなどの海外用ポケットWi-Fiレンタルサービスを利用してて、ちょっとでもデータ通信容量を抑えたいという方は、FreeWi-Fiを利用してデータ通信量を節約しましょう。
Instagramやネットサーフィンは全て、ホテル内のWi-Fiを使って利用するようにしています。
台湾の治安について知っておこう
台湾の治安ってどうなんだろう?このテーマは、色んな意味で知っておいてほしいです。
同じアジアでも各国、色んな問題を抱えており、日本人に対してよくない印象を持ってることだってあります。
ちなみに、台湾は本当に親日国家でとても優しく対応してくれます。他のアジア諸国と比べても上位に入るほど優しく丁寧です。
台湾旅行中で盗難の可能性はある?
台湾での旅行は、ほとんど台北にいましたが、盗難の心配はほとんどありませんでした。タクシーの運転手も忘れ物ないようにみたいなジェスチャーもしてくれたほどです。
私は台湾以外にもベトナムやタイに行ったことがありますが、正直なところ台湾は安心して旅行ができました。
ベトナムのホーチミンを訪れた時に、ベトナムの友達からは、盗難がよくあるからカバンはお腹に、歩きスマホはバイクに乗った人が盗ってしまうから駄目と言われました。実際に、別グループでベトナムに滞在していた知り合いも、歩きスマホ中にスマホの盗難に遭ったと連絡が来たことを今でも覚えています。
ぼったくりに気をつけたほうがいいか?
先程挙げた、ベトナムとタイは『観光客=お金持ち』という方程式が組み上がっており、当たり前のようにぼったくってきます。ベトナムのタクシーでは、ちょっと待っててというジェスチャーをして運転席から10分ぐらい離れてたら料金メーターが回ってたり、わざと目的地までの道のりを遠回りをしたり、精算時に最初で提示してた金額よりも上回った金額で支払わせようとしたり、ストレスが溜まるやり取りが基本多いです。
ですが、台湾はそんな事はありませんでした。
台湾のタクシーは、ぼったくるのかという実験を3回試みました。検証内容は『タクシーで移動の際、2つグループに別れて、近辺にて各グループそれぞれ別のタクシーで特定の地点に合流する』というシンプルな内容です。
3回実験した結果は、両グループほぼ同じ時間に到着し、料金もほとんど差がなかったのです。
この実験では、『台湾のタクシーはぼったくらない』という結果を得ることができました。
ただ、タクシーより電車のほうが遥かに安いので、少人数での移動はなるべく電車やバスの利用をオススメします!
追記:2019年1月に追加での情報です。
台湾のタクシーはぼったくらないとお伝えしましたが、私服の個人タクシーの方はたまにぼったくるドライバーがいるという情報をいただきました。なるべく、制服などきっちりした服装のドライバーを探すようにしましょう!
まとめ
意外と日本とは違った文化があって、前もって知っておかないといけないルールやマナーが色々とあって驚いたのではないでしょうか?
この記事で紹介した情報を台湾旅行のときに活用できれば、より楽しい快適な台湾旅行が実現できると思います。
他にも疑問点などがあればお答えしますので気軽にコメントお願いします。
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