【書評:カメラはじめます!】カメラ初心者向けの最強入門書!覚えることはたったの“3つ”。この一冊でインスタ映えのコツまで学べちゃう♪

『書評』カメラはじめます! カメラ

私の愛用している一眼レフカメラは、Nikonというカメラメーカーが出しているD5600とエントリータイプのモデルです。
購入当初、諸々揃えてトータルの購入額は大体10万円ちょっとでして、『うわぁ、たっか!』と言ってたのを今でも思い出します(笑)私にとってかなり大きいお買い物でした。

このカメラを買ってから約一年、色んな場所で様々な写真を撮りました。ふとある日を境に、このカメラ限界を感じてしまい、もっと高い金額の他のカメラに切り替えようとしていたタイミングでこの本と出会ったのを覚えています。

本書と出会ったおかげで、カメラの買い替えを思いとどまり、今のカメラを使ってさらにいい写真をもっと撮ろうという考えに切り替えることができました。

やっぱり、フィーリングだけで撮影したとしても、撮影のコツやポイントを理解している理解していないとでは、結果的に撮影する上で大きな差ができてしまうと改めて感じました。

“分かりやすい!”と評判のあるカメラのハウツー本であったとしても、カメラの機能、ひとつひとつ説明されて頭がパンクしてしまい、結局最後まで読むことなく本棚にしまってしまうってよくあるんですが、本書は最初から最後まで楽しみながら学べてしまうので本当におすすめです!

【カメラはじめます!】はどんな本なのか?

本書の一番のポイントは、ほとんど(9割くらい)マンガで構成されているところです!読書をあまりしたことがない方でもスラスラ読めます。
著者は『こいしゆうか』さんという方で、職業がイラストレーターのようです。カメラを購入するところから撮影が上達するまでの過程がかわいいポップなイラストで描かれています。終始、分かりやすい解説とともにストーリーが展開されていくので、楽しく学びながら読むことができました。また、『鈴木知子』さんというプロカメラマンが監修しているため、単純な使い方だけでなくプロがおすすめする技術的なポイントを学ぶことができます。主人公がカメラのド素人という設定なので、カメラについて詳しくない読者の方であればあるほど、本書の世界観に入ってカメラについて学べていくのも本書の特徴なのかもしれません。

本書のターゲットは、初心者からアマチュアが対象だと思われます。ちなみに、カメラの選びから楽しみ方に絞った内容となるので、カメラの管理方法やメンテナンスなどは紹介されていません。全くの初心者が本書だけを読んだ場合、撮影は上手になってもメンテナンスや管理についてまでは学ぶことができないので、そこだけ注意する必要があります。

一度挫折してしまった人も、この本を読んで楽しさを学ぼう!

なんでうまく撮影ができないんだろう…私も一度挫折したことがあります。
Instagramでたくさんのキレイな写真に感化され、カメラを持ってきれいな景色を撮影しに行ってはみたものの、イメージしてたものとはかけ離れた写真が量産されたのを覚えています(笑)

本書のいいところは、カメラ選びから実践的な応用までをマンガに登場する可愛い主人公のリアルな体験を通して、わかりやすくまとめられているところです。後半になると、写真の撮り方のコツや、構図などについても触れるのでプロの方が何を意識して撮影しているのかが分かるとようになっています。

一眼レフ難しい…全然いい写真が取れない…という理由で挫折してしまった方も、本書に登場する鈴木先生が『初心者によくある失敗ポイント』を分かりやすく解説してくれるので、当てはまる方は是非本書を読んでほしいですね。

本書から学ぶ『カメラ選び方〜楽しみ方』

カメラを楽しむためには、自分の好きなカメラで好みで素敵な写真が撮れればそれでいいのです!自己満の世界なんですが、実際やってみると奥が深いんです。

  • 何をポイントにしてカメラを選べがいいのか?
  • 何をポイントにして撮影をすればいいのか?

この2点はあなたの今後のカメラ人生を大きく左右するポイントとなるでしょう。本書では、主人公の体験談を通しながら、プロ目線で答えを知ることができるので、今からカメラの購入を検討されている方にもおすすめです。

それでは、この2点について少しだけご紹介したいと思います。

カメラを選ぶポイント

本書で説明されているカメラ選びのポイントを一部抜粋します。

  1. 大きさ・重さ・質感
    ∟手にフィットする?持ち運びやすい?ネットでの購入は、これらを試すことができないので、店舗での購入がおすすめ。
  2. シャッター音
    ∟メーカーや機種によって、意外と違う!電子音のような軽いものから、重厚感のあるものまで様々なので、自分が押した時に気持ちいと感じる音を探してみよう。
  3. デザイン
    ∟スペックよりもまず大事なのは、愛着をもてるデザインかどうか。いっしょにいたいと思うカメラかどうかが、いい写真を撮るための絶対条件!
  4. ファインダーがあるか
    ∟ミラーレスは基本的にはファインダーがないのが特徴。一眼レフはファインダーでのぞきながら撮影ができるので被写体に集中しやすいのはもちろん、撮っている感がアリ。

本書の鈴木先生がこれらのポイントと合わせて、フィーリーングが大事と説明しています。結局のところ、カメラのスペックにこだわる前に愛着をもてるカメラかどうかが一番重要のようです。

カメラって形や雰囲気が、メーカーやモデルによって異なってくるのでAmazonなどで購入するわけではなく、実際に店舗に足を運んで『見て・感じて・触ってみる』をした上で購入したほうが絶対いいですよ!私も実際にコジマへ行って買ってますし、今でもこのカメラが大好きです!(一度売ろうとしたけどw

また、本書でカメラと一緒に買っておいたほうがいい商品なども理由を添えてご紹介しているのでぜひ見逃さないようにしましょう!

カメラを楽しむための3つのコツとは?

カメラには共通して3つのモードがあります。そのモードというのが、

  • おまかせモード
  • こだわりモード
  • マニュアルモード

この3つになります。本書でカメラを楽しむための3つのコツというのは、この中の『こだわりモード』の3つの機能を指します。
こだわりモードは、設定の一部を自分で決めることができるモードです。

こだわりモードの3つの機能を駆使して素敵な写真を撮ろう!

全メーカー共通して、こだわりモードが存在し、3つの機能が備わっています。
その機能が下記となります。

  • P(プログラムオートモード)
    ∟「色」や「明るさ」を決められる
  • A・AV(絞り優先モード)
    ∟「ボケ具合」を決められる
  • S・Tv(シャッタースピード優先モード)
    ∟動くものに応じて「シャッタースピード」を決められる

本書でも分かりやすく解説されてますが、マニュアルモードで撮影をした場合、F値やISO、シャッタースピードなど環境に応じて各数値を設定した上で撮影する必要があります。そのため、カメラを撮るまでの敷居が高くなってしまいがちです。

私もそうでしたが、マニュアルモードでないと素敵な写真が撮れないと思い込んでいました。ですが、マニュアルモードにこだわらずとも素敵な写真が簡単に撮れるモードが存在していたんです。

一年ぐらいカメラ使ってましたが、こだわりモードというのは一度も使っておらず、飾りのような感覚で、使うことは本書と出会うまでなかったです。そんなこだわりモードでしたが、実際に使ってみてカメラが楽しくなりましたし、イメージした写真がちょっとずつですが撮れるようになりました。

今までマニュアルモードを使わないことはありませんが、こだわりモードで撮影する機会が増えました。本書でもプロの方でも使っているモードなので、使わない手はないですよね!

まとめ『カメラはじめます!』

『カメラはじめます!』は思ったように写真が取れないことをスペックのせいにしていた私のカメラ人生に確実に好影響を与えてくれました。あとは、日々、各シーンに適したモードを選択していい写真が撮れるように練習するのみです!もしよければ、インスタグラムやっているので興味のある方はフォローお願い致します!【@taamii0428】

コメント